“かゝりうど”の漢字の書き方と例文
語句割合
掛人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをなだめて引退らせると、續いて自分から進んで、掛人かゝりうどの寺本山平といふ浪人者が逢ひたいと言つて來ました。
まア宜い、三年前山下の伊勢屋で掛人かゝりうどの浪人者を斬り殺し、隣の仕立屋駒吉に傷を負はせて逃げた熊井熊五郎が近頃また江戸に舞ひ戻つて御府内を荒してゐるやうだ。
「いえ、存じて居ります。もと何んでも旦那樣のところへおよめにいらつしやるやうなお話のあつたのが、御兩親がお亡くなりになつて、そのまゝ縁談は流れ、それつきりお宅の掛人かゝりうどになつた方で御座いませう」