“かたかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
片貝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千葉で十五分待って、それから勝浦かつうら行に乗りかえ、夕方、片貝かたかいにつく。ところが、バスが無い。最終のバスが、三十分前に出てしまったというのだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
三浦義澄に片貝かたかいという侍女があったが、これが絶世の美女である。義澄はこれに手をつけたからその女房、つまり二人の叔母に当る人がヤキモチをやき、もめている最中であった。
曽我の暴れん坊 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)