“おほやち”の漢字の書き方と例文
語句割合
大谷地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある薄月夜に、あまたの仲間の者と共に浜へ越ゆる境木峠を行くとて、また笛を取り出して吹きすさみつつ、大谷地おほやちといふ所の上を過ぎたり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
四一 和野の佐々木嘉兵衛、ある年境木越の大谷地おほやちへ狩りにゆきたり。死助しすけの方より走れる原なり。秋の暮れのことにて木の葉は散り尽くし山もあらはなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)