“おおいぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蔽蓋50.0%
覆蓋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはいいがその隣にガラスの蔽蓋おおいぶたをして西洋向きの日本書を並べたのがある。あれを見ると自分はいつでもドイツで模造した九谷焼くたにやきを思い出す。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
覆蓋おおいぶたをあけて見ると、赤い薬包が二服入っている。調べて見ると、意外にも、それは猛毒を有する鳳凰角ほうこうかく(毒芹の根)の粉末であった。これで話が大きくなった。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)