“うろこがたや”の漢字の書き方と例文
語句割合
鱗形屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
景蔵に言わせると、当時、鱗形屋うろこがたや定飛脚じょうびきゃくから出たものとして諸方に伝わった聞書ききがきなるものは必ずしも当日の真相を伝えてはない。その聞書には
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
青山君——その後の当地の様子は鱗形屋うろこがたや聞書ききがきその他の飛脚便によっても御承知のことと思う。大和国やまとのくにへ行幸を仰せ出されたのは去る八月十三日のことであった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)