“いとつむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糸紡50.0%
絲紡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是は国内の各地方に棉の栽培が衰えたために、糸紡いとつむぎや綿繰わたくりが、もう尋常農家の手業でなくなった結果である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
毎日絲を紡いでゐる母は、絲紡いとつむぎ車から外した楇の古いのを、危いからと言つて、高い棚の上へ載せてゐた。蹈臺を用ゐても、文吾はまだ其の棚へ手が屆かなかつた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)