“あますき”の漢字の書き方と例文
語句割合
雨隙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも雨らしいぞ、と思う間もなく、もう小さな白い雨粒がぽつぽつと落ちてきた。許宣は四聖観の簷下のきしたへ往って立っていたが、雨はしだいに濃くなってきて、雨隙あますきがきそうにも思われなかった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)