“あしながぐも”の漢字の書き方と例文
語句割合
足長蜘蛛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臙脂虫えんじむし、油虫、足長蜘蛛あしながぐも、二つの角のある尾を曲げて人をおびやかす黒い昆虫こんちゅうの「鬼」。また物語にあるような怪物をも持っている。
それは、まるで足長蜘蛛あしながぐもが小さなワラヂ虫をおともにつれて出かけるやうなかたちでした。
青い顔かけの勇士 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
ろうそくをはい上がって行く一匹の足長蜘蛛あしながぐもがある。意外な人間の訪客に驚いているであろう。おそらく経験のないろうのなめらかな表面には八本の足でも行き悩んでいるようであった。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)