“あくしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、ぼくらの若い日といえど、ひと口に吉原とは、ぼる所、だます所、恐い所の「悪所あくしょ」と呼びなされていたものだが、私はかつて、いちどもそんな目にあったことはなかった。
紅梅の客 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は猫のいなくなったことを悔むようにさえなり、そのころ行きつけの悪所あくしょでそれの代りになる同じ種類の、またいくらか似たような毛並のものがいないかと自分のまわりを捜すようにもなった。
黒猫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)