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『熱』
ふりがな文庫
『
熱
(
ねつ
)
』
時候あたりの気味で、此の二三日又少し熱が出た。 いつも、飲めと云われて居る滋亜燐を何と云う事はなしに忘れて、遠のいて居たからだと云われた。 私は、自分の体を少しも、粗末にあつかって居ないと思って自分では居るけれ共、はたのものの、皆が皆、私は …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「宮本百合子全集 第二十九巻」新日本出版社、1981(昭和56)年12月25日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
同胞
(
きょうだい
)
苦
(
くる
)
突
(
つ
)