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『汽船の改良』
ふりがな文庫
『
汽船の改良
(
きせんのかいりょう
)
』
船に酔わぬ人に云わせると航海ほど愉快なものはない。しかし吾々船に弱い者から見るとこんな厭なものはない。船室に潜り込んだが最後、もう頭が上がらぬ。海上の日の出がどんなに美しかろうが、海鳥が飛ぼうが、鯨がはねようがそんな事はどうでもよい、一刻も …
著者
寺田寅彦
ジャンル
技術・工学 > 海洋工学・船舶工学 > 海洋工学・船舶工学
初出
「東京朝日新聞」1907(明治40)年8月30日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
浬
(
かいり
)
独楽
(
こま
)
艫
(
とも
)
艫部
(
ろぶ
)
鰭
(
ひれ
)