暗い時間にくらいじかんに
空には 燃える秋の星がある。 地には天に向つて立つけやきがある。 葉の階層——剛い幹。年輪の多いあらい幹。 彼は、昼と夜、空間のひろがりの中で 思想である。流出である。 心に 不安がある。獣と共通な欲望がある。死を慕ふ憂欝がある。夢の記憶の …
作品に特徴的な語句
すべて つよ みき