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『母性愛の蟹』
ふりがな文庫
『
母性愛の蟹
(
ぼせいあいのかに
)
』
加賀の蟹は、東京などにもよく知られている。いわゆる「ずわい蟹」という。脚の長い形のよい蟹である。 この蟹は、一般には、越前蟹と呼ばれているが、肉は白い大理石のような色をしていて、きめのこまかい締った肉の歯ごたえが、誰にも喜ばれている。 しか …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「あまカラ 第八十号」甘辛社、1958(昭和33)年4月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
種
(
スペーシス
)
蓋
(
おお
)
内子
(
うちこ
)
外子
(
そとこ
)