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『家族』
ふりがな文庫
『
家族
(
かぞく
)
』
朝な朝な、東の空の紫色の雲の中に、一つの家族がありました。 まづお婆さんが目を覚まし、家中のお掃除を始めます。恰度その時女中は台所で、竈の下を焚き付けてゐます。お婆さんはお掃除が好きで、大好きで、時偶女中がお掃除をしようものなら直ぐまた自分 …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
六
(
むづ
)
家
(
うち
)
敷
(
し
)