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『航海』
ふりがな文庫
『
航海
(
こうかい
)
』
大いなる家鴨の姿に似たる 連絡船の三等船室にて不愉快な動揺を感じ 軽い頭痛に悩まされ 渡り行く島の奥地に痛み悩む母への哀切に泣きつつ ひとりし寝転べば 出稼人夫等の行く先々の未だ見知らざる地への 憧れに満ちたる足に触れ 最初は驚き縮んだ私で …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1928(昭和3)年5月31日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頭痛
(
とうつう
)
家鴨
(
あひる
)
縮
(
すく
)