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『立待岬にいたりて』
ふりがな文庫
『
立待岬にいたりて
(
たちまちみさきにいたりて
)
』
露西亜の船の沈んだ片身に残したと聞く石を抱いて われは又ある日のざんげをするか 函館山は高く 要塞地として秘密を冠る おごそかな 壮大なる岩礁の牢たる屹立は 東方に面して 何をひそかに語りつつあるか 黒鳥のあまた岩に群がり 波に浮び魚を捕う …
著者
今野大力
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「旭川新聞」1928(昭和3)年5月31日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
久遠
(
くおん
)
来
(
きた
)
途辺
(
みちべ
)
銛
(
もり
)