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『影絵』
ふりがな文庫
『
影絵
(
かげえ
)
』
半缺けの日本の月の下を、 一寸法師の夫婦が急ぐ。 二人ながらに思ひつめたる前かゞみ、 さても毒々しい二つの鼻のシルヱツト。 生白い河岸をまだらに染め抜いた、 柳並木の影を踏んで、 せかせかと——何に追はれる、 揃はぬがちのその足どりは? 手 …
著者
富永太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
日本
(
につぽん
)
生
(
なま
)
時刻
(
とき
)