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『長詩』
ふりがな文庫
『
長詩
(
ちょうし
)
:
バイロン・ハイネ――獄中の一断想――
(
バイロン・ハイネ――ごくちゅうのいちだんそう――
)
』
その時僕は牢獄の中に坐ってゐた 格子が 僕と看守の腰のピストルとの間をへだてゝゐた 看守は わざ/\低くつくりつけた窓からのぞきこむために 朝々うやうやしく僕にお辞儀し 僕はまだ脱獄してゐない証拠として ちびつけのブハーリンのような不精髯の …
著者
槙村浩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「詩人」1936(昭和11)年1月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約29分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
う
)
挟撃
(
はさみうち
)
厨子
(
ずし
)
酒滓
(
おり
)