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『閑談』
ふりがな文庫
『
閑談
(
かんだん
)
』
私のこれまでに見て来たところでは、芸術をやるものは多くは無であるやうである。無為、無目的、無慾——従つて多くは虚無的傾向を持つてゐる。かれは金にも眼を呉れない。栄華にも心を奪はれない。社会の慣習にもさう多くの注意を払はない。従つて辞令に巧み …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「随筆 第二巻第八号」1924(大正13)年9月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
爺
(
ぢゝ
)
他
(
ひと
)
性急
(
せつかち
)