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『氷と後光』
ふりがな文庫
『
氷と後光
(
こおりとごこう
)
』
「ええ。」 雪と月あかりの中を、汽車はいっしんに走ってゐました。 赤い天鵞絨の頭巾をかぶったちひさな子が、毛布につつまれて窓の下の飴色の壁に上手にたてかけられ、まるで寢床に居るやうに、足をこっちにのばしてすやすやと睡ってゐます。 窓のガラス …
著者
宮沢賢治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
削
(
こそ
)
黝
(
くろず
)
苹果
(
りんご
)