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『孟宗と七面鳥』
ふりがな文庫
『
孟宗と七面鳥
(
もうそうとしちめんちょう
)
』
閑雅な孟宗の枯れ色は私にとつて何より親しく感じられる。私は階上の書斎から硝子戸越しに朝夕その眺めを楽しんでゐる。どの窓を眺めても孟宗がしだれてゐる。寒くて風の少ない日などはその揺れる秀さきばかりがこまかな光りを反してゐる。 聖ヶ獄にも斑ら雪 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
反
(
かへ
)
冷
(
ひ
)
秀
(
ほ
)
求食
(
あさ
)