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『初秋の浅間』
ふりがな文庫
『
初秋の浅間
(
しょしゅうのあさま
)
』
この山麓では、九月はたいへん雲が多い。しかし、夏の近づく頃の雲の不活溌な動きとは異つて、白い、乾燥した、動きのいちじるしい雲の塊りが不連續的に通り過ぎる度毎に、何かがそれらの雲とともに一剥されでもしたかのやうに、そのあとで青空はいよいよ本物 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「帝国大学新聞 第七百三十三号」1938(昭和13)年9月26日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
前面
(
プルミエェル・プラン
)
分
(
わ
)
去
(
さ
)