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『雨後』
ふりがな文庫
『
雨後
(
うご
)
』
これでもう山小屋に雨に降りこめられてゐること一週間。——「雨の輕井澤もまたいいです」などと友達に手紙を書いてゐた女房も、きのふあたりから少し氣が變になつてゐはしないかと思ふ位。 ——何しろ、樅の木なんぞの多い山のなかの一軒家だものだから、雨 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「東京朝日新聞」1938(昭和13)年7月7日、9日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
切妻
(
きりづま
)
秦皮
(
とねりこ
)
萼
(
がく
)