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『浅草灯籠』
ふりがな文庫
『
浅草灯籠
(
あさくさどうろう
)
』
大正文化の一断片たる浅草オペラの楽屋並びにその俳優たちの生活を最も具さに美しく描破してゐるものは、谷崎潤一郎氏の「鮫人」だらう。何ゆゑに作者はあの秀作の筆を半途にして擲つてしまつたか、大正浅草風俗文化史の上からも一大痛恨事と云はざるを得ない …
著者
正岡容
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
飛沫
(
しぶ
)
煤
(
すす
)
逆
(
さか
)
雪洞
(
ぼんぼり
)