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『花火の夢』
ふりがな文庫
『
花火の夢
(
はなびのゆめ
)
』
花火で忘られない記憶は、私の家の屋根へ風船の付いた旗の落ちたことだ。「落ちてゐた」といつた方がいゝかもしれない。旗はガンピの日章旗で、畳三畳敷位ゐの大きさであつたらう。これに相当大きな風船と、細長く紙を幾重にもたゝんで出来た旗竿が付いてゐた …
著者
木村荘八
ジャンル
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗史・民俗誌・民族誌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
陸
(
をか
)
外
(
そと
)
猪牙
(
ちよき
)
行燈
(
あんどん
)