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『旅役者の妻より』
ふりがな文庫
『
旅役者の妻より
(
たびやくしゃのつまより
)
』
暑い暑い言うたのも束の間にてもはや秋風たちはじめ、この頃では朝夕膚さむいようになりましたが、まことに久しくおたよりも致さず、あね様はじめ小さい菊ちゃんにもお変りもあらせられませんか。おうかがい申上げます。思えばいまだ暑い盛り、油津よりおたよ …
著者
矢田津世子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文学界」1934(昭和9)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
呉
(
くれ
)
骨
(
こつ
)
今日
(
こんにち
)