京都の街も古都というのはもう名ばかりで私の幼な頃と今とではまるで他処の国のように変ってしまってます。これは無理のないことで、電車が通り自動車が走りまわってあちこちに白っぽいビルデングが突立っている今になって、昔はと言っても仕様のないのは当り …
著者 | 上村松園 |
ジャンル | 芸術・美術 > 絵画 > 日本画 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ |
初出 | 「塔影」1939(昭和14)年8月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約5分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約8分(300文字/分) |