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『風に飜へる梧桐の実』
ふりがな文庫
『
風に飜へる梧桐の実
(
かぜにひるがえるごとうのみ
)
』
秋風起つて白雲飛ぶと云ふ時節ともなると、アヲギリ(幹、枝が緑色ながら云ふ)即ち梧桐の種子を着けた其舟状の殻片が、其母枝を離れ翩々として風に乗じ遠近の地に墜ちる、是れは何も珍らしい事ではないが、其れが眼前に落ち散らばつてゐる処を見ると、其殻片 …
著者
牧野富太郎
ジャンル
自然科学 > 植物学 > 植物学
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
俯伏
(
うつぶせ
)
閲
(
へ
)
凹
(
くぼ
)