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『人形と狼』
ふりがな文庫
『
人形と狼
(
にんぎょうとおおかみ
)
』
お腹の空いた狼が野道を歩いて来ますと、遠くに一人の赤ん坊が寝ているのを見つけました。狼は大喜びで走って来てみると、それは誰かが落した大きな人形でした。 「ええ、この役立たず奴が」 と狼はあと足で蹴散らかしました。 「乃公のたべ物にならない位 …
著者
香倶土三鳥
著者
夢野久作
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「九州日報」1923(大正12)年11月9日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
奴
(
め
)
乃公
(
おれ
)