『郷愁（きょうしゅう）』
夜の八時を過ぎると駅員が帰ってしまうので、改札口は真っ暗だ。 大阪行のプラットホームにぽつんと一つ裸電燈を残したほか、すっかり灯を消してしまっている。いつもは点っている筈の向い側のホームの灯りも、なぜか消えていた。 駅には新吉のほかに誰もい …
著者織田作之助
ジャンル文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出「真日本」1946（昭和21）年6月
文字種別新字新仮名
読書目安時間約17分（500文字/分）
朗読目安時間約27分（300文字/分）
作品に特徴的な語句
暈（かさ）
題名が同じ作品
郷愁 （新字新仮名）／ 佐左木俊郎 （著）
郷愁 （新字旧仮名）／ 仲村渠 （著）
郷愁 （旧字旧仮名）／ 太宰治 （著）