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『鎧の挿話』
ふりがな文庫
『
鎧の挿話
(
よろいのそうわ
)
』
五人力と称ばれてゐる無頼漢の大川九郎が今日はまた大酒を呑んで、店で暴れてゐる——と悲しさうな顔で居酒屋の娘が、私の家に逃げて来た夕暮時に、恰度私の家では土用干の品々を片附けてゐたところで、そして私は戯れに鎧を着、鉄の兜を被つて、ふざけてゐた …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「週刊朝日 第十八巻第十九号」朝日新聞社、1930(昭和5)年10月26日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたはら
)
妙
(
たへ
)
双肌
(
もろはだ
)