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『ふらんすの女』
ふりがな文庫
『
ふらんすの女
(
ふらんすのおんな
)
』
マダム用応接間にて ——あなた、旦那さんのどういふところに、一番感心してゐらつしやる? ——上手に嘘をつくところあの人の嘘は、それや嘘らしくないの。だから、騙されてゐながら腹は立たないの。 或る日の朝 ——出て行けつたら出て行け。 ——出て …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「女性 第六巻第四号」1924(大正13)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上手
(
ぜうず
)
訊
(
き
)
騙
(
だま
)