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『将棋の鬼』
ふりがな文庫
『
将棋の鬼
(
しょうぎのおに
)
』
将棋界の通説に、升田は手のないところに手をつくる、という。理窟から考えても、こんなバカな言い方が成り立つ筈のものではない。 手がないところには、手がないにきまっている。手があるから、見つけるのである。つまり、ほかの連中は手がないと思っている …
著者
坂口安吾
ジャンル
芸術・美術 > 諸芸・娯楽 > 将棋
初出
「オール読物 第三巻第四号」1948(昭和23)年4月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
却々
(
なかなか
)
呷
(
あお
)
岐
(
わか
)
弛
(
ゆる
)