『白藤(しらふじ)』
夢で見たような一つの思い出がある。 小さい自分が、ピアノの前で腰かけにかけている。脚をぶらぶらさせて、そして、指でポツン、ポツンと音を出している。はにかんで、ほんとうに弾けるようには指を動かさないで、音だけ出しているのであった。 わきに、一 …
作品に特徴的な語句
匆々(そうそう) 首途(かどで)
題名が同じ作品
白藤:――近代説話―― (新字新仮名)/ 豊島与志雄 (著)