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『上林からの手紙』
ふりがな文庫
『
上林からの手紙
(
かんばやしからのてがみ
)
』
ふつか小雨が降って、晴れあがったら、今日は山々の眺めから風の音まで、いかにもさやかな秋という工合になった。 山の茶屋の二階からずうっと見晴すと、遠い山襞が珍しくはっきり見え、千曲川の上流に架っているコンクリートの橋が白く光っている上を自動車 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「サンデー毎日」1936(昭和11)年11月15日号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
樅
(
もみ
)
泥濘
(
ぬかるみ
)
瞰下
(
みおろ
)