正月の『中央公論』は、唯一篇も正しい立場に立つプロレタリア作家の小説を載せなかった。『中央公論』以外のブルジョア・ジャーナリズムも多くプロレタリア作家をボイコットした。然し、それだけで現実の状勢を判断することは出来ない。何故なら同じ正月号の …
著者 | 宮本百合子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日本文学 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「時事新報」1932(昭和7)年1月28~30日号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約8分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約13分(300文字/分) |