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『名勝地帯』
ふりがな文庫
『
名勝地帯
(
めいしょうちたい
)
』
そこは、南に富士山を背負い、北に湖水をひかえた名勝地帯だった。海抜、二千六百尺。湖の中に島があった。 見物客が、ドライブしてやって来る。何とか男爵別荘、何々の宮家別邸、缶詰に石ころを入れた有名な奴の別荘などが湖畔に建っていた。 小川米吉は、 …
著者
黒島伝治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大衆の友」1932年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
怺
(
こら
)
畝
(
うね
)
笊
(
ざる
)