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『黄昏』
ふりがな文庫
『
黄昏
(
たそがれ
)
』
水口の硝子戸が、がらりと開いた。 ぼんやりとして台の前に立ち、燈(あかり)を浴びて煮物をかきまわしていたおくめは、驚いて振向いた。細めに隙(あ)いたところから、白い女の顔らしいものが見える。彼女がその方を見たと判ると、外の顔は前髪を一寸傾け …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人画報」1922(大正11)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
題名が同じ作品
黄昏
(新字新仮名)
/
水野葉舟
(著)
黄昏
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)