最後の丘さいごのおか
なつかしい丘の上、 棕呂の若葉のそよぎに、小鳥の唄。 傾むきつくす夕月も、 見る/\最後の接吻を残して、 深い々々、海のかなたへ 去らうとする、 なつかしい丘の上に、Kの君を持つ心よ! 夢を語るやうな春の風に 顫へる。 葉ずれの音に眼が狂へ …
作品に特徴的な語句
接吻キツス おそ