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『最後の丘』
ふりがな文庫
『
最後の丘
(
さいごのおか
)
』
なつかしい丘の上、 棕呂の若葉のそよぎに、小鳥の唄。 傾むきつくす夕月も、 見る/\最後の接吻を残して、 深い々々、海のかなたへ 去らうとする、 なつかしい丘の上に、Kの君を持つ心よ! 夢を語るやうな春の風に 顫へる。 葉ずれの音に眼が狂へ …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年1月11日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
接吻
(
キツス
)
怖
(
おそ
)
眼
(
め
)