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『木蓮』
ふりがな文庫
『
木蓮
(
もくれん
)
』
白木蓮は花が咲いてしまつてから葉が出る。その若葉の出はじめには実に鮮かに明るい浅緑色をしてゐて、それが合掌したやうな形で中天に向つて延びて行く。丁度緑の焔をあげて燃ゆる小蝋燭を点しつらねたやうにも見える。 紫木蓮は若葉の賑かなイルミネーショ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
稍
(
やや
)
莟
(
つぼみ
)
陽炎
(
かげろう
)
魁
(
さきがけ
)