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踏外
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ふみはず
ふりがな文庫
“
踏外
(
ふみはず
)” の例文
一生懸命に逃げる途端道を
踏外
(
ふみはず
)
して
谷間
(
たにあい
)
へずうーん…可愛そうにお繼は人違いをされて谷へ落ちまする。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何しろ先生が海に落ちておられた附近は
千代町
(
ちよまち
)
方向から長く続いた防波堤になっておりますので、どこからどんな風に歩いて来られて、どこで
踏外
(
ふみはず
)
して海へ落ちられたものか
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
本当に
貴方
(
あなた
)
がおっしゃいます通り、
樵夫
(
きこり
)
がお教え申しました石は、
飛騨
(
ひだ
)
までも
末広
(
すえひろ
)
がりの、医王の
要石
(
かなめいし
)
と申しまして、一度
踏外
(
ふみはず
)
しますと、それこそ路がばらばらになってしまいますよ。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
商人
(
あきんど
)
の店先は
揚板
(
あげいた
)
になって居て
薄縁
(
うすべり
)
が敷いてある、それへ踏掛けると天命とは云いながら、何う云う
機
(
はず
)
みか揚板が
外
(
はず
)
れ、
踏外
(
ふみはず
)
して薄縁を
天窓
(
あたま
)
の上から
冠
(
かぶ
)
ったなりどんと又市は揚板の下へ落ちる
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏台
踏石
踏留
踏掛