“踏臺”の読み方と例文
新字:踏台
読み方割合
ふみだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「念のためだ、お勝手から踏臺ふみだいを持つて來て、欄間をよく調べて見てくれ。其處は大抵ほこりの多いところだ、子供でも猿公でも、這ひ出せばあとが殘る筈だ」
半分はんぶんたあとが、にしてざつ一斤入いつきんいれちやくわんほどのかさがあつたのに、何處どこさがしても、一片ひときれもないどころか、はて踏臺ふみだいつてて、押入おしいれすみのぞ
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宿の下足番が足場のいゝやうに置いてくれた木の踏臺ふみだいを下りた時、私は、氣づかはしく四邊あたりを見まはした。