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ぽ
ふりがな文庫
“
投
(
ぽ
)” の例文
「
晴
(
はあ
)
ちやんのことだから、何処へおつ
投
(
ぽ
)
り出しておいても、間違ひはないだらうけれど、余り
褒
(
ほ
)
めた事でもないつて言つてゐたよ。」
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
「当り前さ。卒業の時に因縁をつけた上、世話もしないでおっ
投
(
ぽ
)
り出すんだもの。君は僕が学園に好意を持っていると思うのかい?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
で、今度はまた新しい画絹の上に、
蝌蚪
(
おたまじやくし
)
のやうなものを
描
(
か
)
きかけたが、「駄目だ、駄目だ。」と
呟
(
ぼや
)
いてまた
其辺
(
そこら
)
へおつ
投
(
ぽ
)
り出した。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
するとお
前
(
めえ
)
旦那を揉んでいた按摩取がどえらい者で、
其処
(
そこ
)
に有った火鉢を取って泥坊の顔へぶっ
投
(
ぽ
)
った
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「なんぼ広い紐育の
市
(
まち
)
だつて、まさか
牛乳
(
ちゝ
)
の絞れねえ牝牛に大枚一万四千弗もおツ
投
(
ぽ
)
り出す馬鹿者も御座りましねえからの。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
婆「はえい
怖
(
おっか
)
ないなアまア、うん、ぶっ
投
(
ぽ
)
って火事い
出来
(
でか
)
したかえ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そして
描
(
か
)
きさしの
絵絹
(
ゑぎぬ
)
をそこらにおつ
投
(
ぽ
)
り出したまゝ、鏡と首つ引きで、眼をむいてみたり、小鼻を膨らませてみたりした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“投”の意味
《名詞》
(トウ) 野球で、投手力。
《動詞》
なげる。
(課題などを)提起する。
投入する。
投獄する。
光などを投げかける。
放棄する。
資力・労力などをつぎ込む。
薬などを投与する。
身を入れる。身を置く。
乗る。
投宿する。
投降する。
一致する。合う。
(出典:Wiktionary)
投
常用漢字
小3
部首:⼿
7画
“投”を含む語句
投込
投出
打投
巴投
背負投
投網
投遣
投函
身投
投錨
投機
投身
投懸
間投詞
投棄
投付
投入
投擲
投捨
投下
...