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御空
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みそら
ふりがな文庫
“
御空
(
みそら
)” の例文
その時、西風が吹いてゐるのであらう、日高の方面へ向つて、その噴出した熔岩の灰が雲と發散して、
御空
(
みそら
)
も暗くなるほどに廣がつた。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
天女
(
てんによ
)
御空
(
みそら
)
に
舞
(
ま
)
ふが
如
(
ごと
)
き
美音
(
びおん
)
は、
心
(
こゝろ
)
なき
壇上
(
だんじやう
)
の
花
(
はな
)
さへ
葉
(
は
)
さへ
搖
(
ゆる
)
ぐばかりで、
滿塲
(
まんじやう
)
はあつと
言
(
い
)
つたまゝ
水
(
みづ
)
を
打
(
う
)
つた
樣
(
やう
)
に
靜
(
しづ
)
まり
返
(
かへ
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「そして、(富士の
高嶺
(
たかね
)
幽
(
かすか
)
になり、
天
(
あま
)
つ
御空
(
みそら
)
の霞にまぎれ、)という処じゃ、小父さんの
身体
(
からだ
)
が、橋がかりの松の上へすっと上ったよ。」
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
だが、あゝ
御空
(
みそら
)
の聖人たちよ、夕暮迫る
檣
(
マスト
)
のやうな
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
瑠璃
(
るり
)
の
御空
(
みそら
)
の
金砂子
(
きんすなご
)
、星輝ける神前に
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
天
(
あま
)
つ
御空
(
みそら
)
に此君を
仰
(
あふ
)
ぎ見すらむ。
忌々しき「死」の大君は
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
されば
御空
(
みそら
)
のたたずまひ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
傷一つ
翳
(
かげ
)
一つなき初
御空
(
みそら
)
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
鷲
(
わし
)
よ
御空
(
みそら
)
を
高
(
たか
)
く
飛
(
と
)
び
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
春枝夫人
(
はるえふじん
)
の
笑顏
(
えがほ
)
は
天女
(
てんによ
)
の
美
(
うる
)
はしきよりも
美
(
うる
)
はしく、
仰
(
あほ
)
ぐ
御空
(
みそら
)
には
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
も
歩
(
あゆみ
)
をとゞめ、
浪
(
なみ
)
に
鳴
(
な
)
く
鳥
(
とり
)
も
吾等
(
われら
)
を
讃美
(
さんび
)
するかと
疑
(
うたが
)
はるゝ。
此
(
この
)
快絶
(
くわいぜつ
)
の
時
(
とき
)
、
忽
(
たちま
)
ち
舷門
(
げんもん
)
のほとりに
尋常
(
たゞ
)
ならぬ
警戒
(
けいかい
)
の
聲
(
こゑ
)
が
聽
(
きこ
)
えた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
瑠璃
(
るり
)
の
御空
(
みそら
)
の
金砂子
(
きんすなご
)
、星輝ける神前に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
鳥
(
とり
)
は
御空
(
みそら
)
の
日
(
ひ
)
に
向
(
むか
)
ひ
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
春
(
はる
)
は
御空
(
みそら
)
の
雲雀毛
(
ひばりげ
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“御空”で始まる語句
御空骸