“別盃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べっぱい66.7%
さかずき16.7%
べつぱい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それとなく別盃べっぱいむために行きたい気はしたが、新聞記者と文学者とに見られて又もや筆誅ひっちゅうせられる事を恐れもするので
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
家士は上に、小者たちは縁下に、人数が揃うと図書から順に別盃さかずきが廻された。さかなには十八歳になる槁田藤三郎こうだとうさぶろうが起って平家を朗詠しながら舞った。
三十二刻 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
玄竹げんちくいまのは別盃べつぱいぢやぞ、但馬守たじまのかみ生命いのち今夜限こんやかぎりぢや。死骸しがい手當てあては其方そちたのむ。』
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)