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馬沓
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まぐつ
ふりがな文庫
“
馬沓
(
まぐつ
)” の例文
「武蔵野ばかりにゃ月は照らねえ。どこの野末で、
馬沓
(
まぐつ
)
を
鍛
(
う
)
っても、おら、おめえの一人ぐらい、これから先はきっと安気に送らせるからな」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし最前からの事々、
馬沓
(
まぐつ
)
を作ったり、それをまた、三方にのせて伏し拝み、郷土やお城へ向って、改めて礼をなされたり——これは一体どうしたことでござるのか
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一人は、
馬沓
(
まぐつ
)
をのせた三方を捧げて先へ進み、五名は後に従って、氏神の境内へ上って行った。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“馬沓”の解説
馬沓(うまぐつ)とは、馬の蹄を保護するために、馬に履かせる履物で蹄鉄も指す馬具。
素材は、藁、楮紙、棕梠、蘭、茗荷、生糸、絹毛、馬尾毛、毛髪等からなる。
記録としては、平安時代の保元の乱・平治の乱の記録が初出であるとされる。明治初期に蹄鉄が導入されて以降、草鞋型の馬沓は廃れていった。
また、似たようなものに馬用のかんじきもある。
(出典:Wikipedia)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
沓
漢検準1級
部首:⽔
8画
“馬”で始まる語句
馬鹿
馬
馬鈴薯
馬丁
馬蹄
馬糞
馬子
馬車
馬士
馬酔木