風浪ふうろう)” の例文
それを如何いかんというに、この時洋中ようちゅう風浪ふうろうあらくして、予がほかに伴いたる従者じゅうしゃは皆昏暈こんうん疲憊ひはいして、一人もつことあたわず。
長者はその日が来ると、宇賀の老爺はじめ十余人の供人ともびとれて、伊勢参宮に出かけて往きましたが、土佐の海は風浪ふうろうの恐れがあるので、陸路をとることにしました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
風浪ふうろうともみ合ったり、横合よこあいから入って来た危難を切りぬけるのに、ほねをおったぐらいのことで、こっちから仕かける壮途らしいことは、ただの一回もやったことがないのだ。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わがきみをはじめ、一どうはしきりに舟子達かこたちはげまして、くる風浪ふうろうたたかいましたが、やがてりょうにんなみまれ、残余のこりちからつきて船底ふなぞこたおれ、ふねはいつくつがえるかわからなくなりました。
風浪ふうろうあらし
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)