“ふうろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
封蝋66.7%
風浪23.8%
封臘4.8%
風労4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうもわしも、めっきり弱くなったよ。くなった大旦那おおだんなさまは、みんなの病気を、いつも封蝋ふうろうで療治なすったものだ。
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
長者はその日が来ると、宇賀の老爺はじめ十余人の供人ともびとれて、伊勢参宮に出かけて往きましたが、土佐の海は風浪ふうろうの恐れがあるので、陸路をとることにしました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
都会の建物の死面に女達は浮気な影をうつして、唇の封臘ふうろうをとると一人の女が青褪あおざめた朋輩に話しかけた。
女百貨店 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
実は小生去冬きょとう風労ふうろうに悩みそれより滅切めっきり年を
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)