雨上あめあ)” の例文
ワラが赤くなった! ワラが赤くなった! みあげてある馬糧まぐさのいちめんから、雨上あめあがりの火山かざんか、芋屋いもやかまのように、むっくり……と白いけむりがゆらぎはじめた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二郎じろうは、きゅうりをって、いつも自分じぶんたちのよくあそびにゆくかわはしのところへやってきました。ちょうど雨上あめあがりで、みずがなみなみときしにまであふれそうにたくさんでありました。
遠くで鳴る雷 (新字新仮名) / 小川未明(著)