“難船”の読み方と例文
読み方割合
なんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南洋なんようのあまり世界せかいひとたちにはられていないしまんでいる二人ふたり土人どじんが、難船なんせんからすくわれて、あるみなといたときでありました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
難船なんせん? それはなんですか、本船ほんせんにはえず海上かいじやう警戒みは當番たうばん水夫すゐふがあるです、あへ貴下きかはずらはすはづいです。』
ヴィタリス老人ろうじんは、よく難船なんせんした人の話をした。ある話では、なにも食べ物のないはなれ島に漂着ひょうちゃくした船乗りが、船のボーイを食べてしまったこともある。